最近色々と書いているが、いくら書きなぐりだと言っても何者が書いたのかわからないと参考にしようがないと思うので、私の立場を明確にしておく。
(個人にとっての)理想のキーボード、理想の配列、理想の入力方法というのは、普段何をどのくらいの速度で書いているのかというのが重要な要素になってくるからだ。
普段入力しているもの
普段、何を入力しているのか。その特徴。
それにしてもこうやってまとめると、テキセで求められる要件ってかなり特殊だな……
TRPGのシナリオ
- 英数混じり日本語文
- 外来音、記号も多用する
- 2時間~3時間程度の時間スケールでの速度が必要
TPRGのテキストセッション
- 英数混じり日本語文
- 外来音、記号も多用する
- 反応速度が求められる一方で、「意図が伝わればいい」普通のテキストチャットとは異なる。これ自体が「作品づくり」の性格を持つので、誤字脱字は好ましくない
- 書いた直後から人の目に触れるので、「とりあえず書いてあとから修正」は難しい。短時間の一発書きで適切な文、セリフが出力される必要がある
- 30秒~1分程度の時間スケールでの速度が必要
日中の作業
- 英数混じり日本語文
- 話しながら内容をまとめて、別れ際に共有したりする
- 話の合間の5分程度の時間で簡単な資料を作ることがある
- 1分~5分程度の時間スケールでの速度が必要
ツイッター
- 英数混じり日本語文
- ずっとやってる
- 考えずに思いつきを打つ
- 誤字があっても気にしない
- 1分程度の時間スケールでの速度が必要
このブログ
- 英数混じり日本語文
- 考えずに思いつきを打つ
- 30分~1時間程度の時間スケールでの速度が必要
現在の速度
qwertyローマ字
短距離走
安定して出るのはe-typingの腕試しタイピング(ローマ字)で330~350程度。ベストスコアで371。
なので、未変換の秒カナ換算で秒3カナ程度
長距離走
ブログなどの考えたことをそのままダラダラ書く文章で、1時間で5000字くらい。
シナリオを書くときはもっとちゃんと内容を考えながら書くのでここから速度が落ちる。打ってる最中に図や画像を編集したりもするので、それほどたくさん文字を打つわけではない。もっと固い文章になればなるほど、速度は落ちていく。
薙刀式
短距離走
e-typingの腕試しタイピング(かな)で100程度。
なので、未変換の秒カナ換算で秒1.7カナ程度
長距離
qwertyより遅い。ちゃんと測ったことはないけど、多分1時間で2000字くらいだと思う。
手書き
短距離走
遅い。具体的な速度までは不明だが、手書きでは間に合わないメモがqwertyローマ字なら間に合うことがあるので、qwertyローマ字>手書きなのは明らか。
長距離走
考えたくない。長距離の必要が出た時点で私はパソコンを起動する。
脳内発声
- qwerty使用時:なし
- 薙刀式使用時:なし
- 手書き時:なし
脳内発声ではないが、薙刀式で打つときは文字を見るとどの指で打つかが頭に浮かぶ。思考がそのまま入力されるのではなく、どういった指の形で入力するか、という情報になって意識に浮かび上がる。使い続ければ無意識に落とし込める気はしているが、現状では結構邪魔。
幼少期からqwertyローマ字を使ってきているので、qwertyローマ字を使う限りにおいては思考がそのまま文字として入力できている感覚がある。考えてから入力するまでの間に、脳内発声や運指が意識に浮かぶことがない。そのため思考のラグがなく、快適。
疲労の感じ方
qwertyローマ字
特に気にならない。高速な短文入力のときは手が緊張しているが短文なので疲れるというほどではない。長文のときは軽くスピードをおとしつつ適度に脱力するクセがついてるので、特別困るほどの疲労は感じない。
もちろん疲労がないわけではないが、1日作業していても一晩寝れば十分回復する程度。痛みや腱鞘炎を伴うような疲労はない。
薙刀式
明らかに楽。使用キーがホームポジションやそこからとりやすい位置に集中しているので、手が飛び回ることがない。常に脱力して入力できる。疲労の溜まり方が実感できるレベルで軽い。
ただし英字が混じったり、記号が混じったりすると話は別。IMEのON/OFFが必要になるケースや記号に指を伸ばすケースにより、qwertyローマ字と同程度の大変さがある。場合によってはレイヤー切り替えや窮屈なショートカットキーを強いられるケースが有り、日本語入力時の薙刀式にあった快適さがなくなる。
手書き
考えたくない。薙刀式はおろか、qwertyローマ字と比較してさえなお手書きの方が疲れる。長く書いていると痛みを伴う疲労を感じる。
使用したことのあるもの
ここに載ってないものは使ったことがないので持論を展開するうえで考慮できてない可能性がある。
物理キーボード
本体
- VAIO Fit 14Aのキーボード
- 持ち運び用の薄型パンタグラフキーボード(名称不明)
- HHKB Lite2
- HHKB Professional BT
- HHKB Professional HYBRID Type-S
- Corne V4 Cherry
- AKS068
スイッチ
論理配列
- qwertyローマ字
- 薙刀式
エディタ
- metapad
- terapad
- Brackets
- Atom
- Emacs
- notepad++
- Mery
- Sublime Text
- Visual Studio Code
- Eclipce
- IntelliJ IDEA
- メモ帳
リマップツール
- ChangeKey
- AutoHotKey
- DvorakJ
- VIA
- Remap
紙とペン
今回の本題ではないけど紙とペンも結構いろいろ試行錯誤した経緯があって……以下は気に入って長く使っていたものと意識して試したもの。
手書きはどうにならんって言ってるのは色々試した末の結論だという意思表示
シャーペン
- クルトガ スタンダードモデル
- クルトガ ハイグレードモデル
- アルファゲル
- ドクターグリップ
- オプト
シャー芯
- 三菱 ナノダイヤ B
ゲルインクボールペン
- StyleFit(0.38)
- サラサクリップ(0.5/0.7)
- サラサグランド
- エナージェル(0.5/0.7)
- Signo
- iD
C300系ボールペン本体
- セルサス
- リバティ
- Y-factory 木軸ボールペン
油性ボールペン
- JetStream
- luminio 木軸JetStream
- ドクターグリップ
万年筆
紙
- Campus ノート
- Campus ルーズリーフ
- Maruman ルーズリーフ
- プラス カクリエ
- エトランジェ・ディ・コスタリカ リングノート
2024/04/13、補足